プレイレポート/ニ.獅子身中の虫


~前回までのあらすじ~
北条家に一城たりとも拡大を許さない誓いを立てた上杉憲政(無能)は、長尾・長野との同盟を破棄し、北条に臣従してしまう。
北条が支城勢力へ向けて早速出陣し、家臣は企画失敗を覚悟した。


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ues太田康資.jpg「やすすけ、いくさばへ、まいる! やすすけ、いくさばへ、まいる!」
ues太田資正.jpg「心中の整理が尽きませぬ……。」
ues家臣.jpg「こ、これは太田殿! 名将の誉れ高き貴殿が、なぜウチの殿なんかに!」
ues太田康資.jpg「やすすけ、いくさばへ、まいる! やすすけ、いくさばへ、まいる!」
ues上杉憲政.jpg「おっ、誰? 押井守に似てるね!」

ues太田資正.jpg「……。」

ues家臣.jpg「殿! この方はかの太田道灌が末裔、太田資生殿でございますぞ!」
ues太田康資.jpg「やすすけ、いくさばへ、まいる! やすすけ、いくさばへ、まいる!」
ues家臣.jpg「日本語の通じない方は同族の太田康資殿かと。」
ues上杉憲政.jpg「ようし、今日からお前の名前は犬(ケン)だ!」( フワフワー)
ues太田資正.jpg「有難き幸せ……?」
ues家臣.jpg「何が何やら某にはサッパリでございます。一体どうやって岩付城を落としたのですか。」
ues上杉憲政.jpg「城は空だったし、北条の部隊もいなかったから、もらってきただけだよ。」
ues家臣.jpg「一体なぜ…」(ワガイクサオミセシマショー)(ヤススケモイクサバヘマイル!)
ues家臣.jpg「あ、殿ーっ。行ってしまわれた。」
ues太田資正.jpg(む、居城を留守にするとは好機到来。平井城を頂いて我が岩付城奪還の足がかりするとするか。)




頼廉・レポート(軍事編・応用)

htk下間頼廉.jpg では種明かしをさせて頂きましょう。上杉憲政殿は自身の知略の低さを利用したのでございます。
前回レポート致しました通り、並の武将ならば同盟国より後に包囲に加わっても城は同盟国のもの。
ところが憲政殿の知略の低さは尋常ではなく、岩付城城主の太田資正殿の知略の高さもあいまって
包囲が三ヶ月以上に及びまする。
すると兵糧切れにより兵数が減り、先着していた同盟国の部隊が離脱するのでございます。

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岩槻城に北条家の二部隊+国人衆が取り付き、戦闘中である。ちなみにこの戦闘に憲政が加わっていると壊滅する。
ギリギリまで兵糧を補充して、三部隊目に入れるこのタイミングで包囲に向かった。

Tips☞他大名部隊の詳細な兵数と兵糧日数は隠されている。
敵の部隊は接触することで詳細がわかるが、同盟国の部隊を知るには前もって出陣元の城を偵察していなければならない。
ちなみにリセット有りならば、テストプレイを実行することで部隊情報の詳細を閲覧できる。
今回のプレイレポートでは臣従を使ったために序盤の工作費が浮いており、北条家支配下の城の偵察を最優先任務として実行した。
なかなか偵察を使う機会は少ないのだが、今回の企画に限っては偵察ナシだと厳しかっただろう。


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「解せぬ。」と言いたげな岩付城と取り残された北条家の部隊がシュール。


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日本初の軍用犬を運用し、トップブリーダーとして名高い太田資正。統率も知謀も高く、並の部隊や支城ならば蟻のように踏み潰せる。
史実では息子に岩付城を奪われ追放された後に小田氏治に登用されるも、任された城を即刻奪って佐竹家に離反した。
その城を拠点に岩付城奪還に執念を燃やしたが叶うことはなかった。尚、皮肉を言われることに定評がある。
「なんでだろ~ なんでだろ~ 能力あるのに 支城の城主止まりなの なんでだろ~」by豊臣秀吉
「稀代の策士 身分は浪人 おかしくて おかしくて 言葉にできない」by小田氏治

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北条家は河越城周辺の部隊を北関東へ、小田原城周辺の部隊を房総へ向けるため、両方に対応しなければならない。
太田康資は戦場で話しかけてきた舅に金棒を振り落とした逸話の残る馬鹿力馬鹿である。父の死を聞かされた嫁は出家した。
太田康資隊は北関東へ向かわせ、北条の勢力拡大を抑えつつ城をキープする役割を担わせた。

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憲政は岩付城陥落後、即入城、即出陣させ房総へ。北条の里見家攻略に間に合うかどうかが最序盤で最大のヤマだった。
ルート取りも難しいが、操作するのが一部隊だけなので集中できる。

Tips☞最短ルートにご用心
移動先クリック時に自動で選択されるルートは、距離と道路の整備状況からの単純計算に基いている。
だが、実際には途中に部隊がいると凸陣形に変わり、著しく移動速度が低下してしまう。
自部隊を敵部隊を避けつつ△状態に保って移動させること、
敵部隊をつついたり逃したりして△、凸状態を操り、移動のタイミングを調整することは知っておきたいテクニック。

htk下間頼廉.jpg 虚仮の一念岩をも通す、と申します。
同盟国の兵糧切れを待って、一気に強攻で落城に持ち込んだのですな。
戦闘を避け、敵が枯れるのを待って仕掛ける。
これを兵法三十六計の第四計、以逸待労(いいつたいろう)と申します。
今回の敵とは同盟国である北条殿ですな。
なんでも北条氏康殿は関東の獅子と呼ばれておられるとか。
ふふ、獅子身中の虫とはよく言ったものでございます。




  • 最終更新:2014-10-17 20:24:19

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